暑い!!
夏は花火やかき氷、スイカ、海など夏特有の楽しみもある反面、
肉や魚など生鮮食品や野菜の足が早い時期でもあります。
というのも私自身が夏場に一度食中毒になってしまい、自宅(トイレ)からほぼ出れず仕事も行けず家族にもたくさんお世話をかけてしまいました。
今後気をつけよう!
と決めたは良いですけど何を具体的に気を付けていけばいいのかさっぱりわからなかったんで例の如くいろいろと調べてまとめて見ました!
特にお子さんがいらっしゃるご家庭は食中毒や食材については知っていても損はないと思います。
おいしい食べ物が多い夏を満喫するために把握しておきましょう^^
この記事の目次
夏の風物詩?食中毒はどんな原因が多い?
ざっくり言うと夏の食中毒っていうのは野菜やナマモノなんかにいる細菌が体内に入って悪さをして身体痛めつけてくるっていうものが殆ど(約8割)です。食中毒っていうとどんなものを思い浮かべます?
私はニュースなんかでよく話題になるO-157が一番ピンときました。
O-157を含め食中毒になる細菌はたくさんの種類があって、そのそれぞれが色々な食材に潜伏しています。
食材の下処理(したごしらえ)の段階で適切な方法を採らなかったパターンがほとんどです。
その中で台所事情で特に多い気をつけたい事象を何個かご紹介します。
食材の下処理(したごしらえ)で気をつけて欲しいこと
野菜類の下処理
これが意外と多いです。というか私が食中毒になったのもこれが原因でした。
キャベツやレタスなどの野菜を生のまま使うサラダはシャキシャキとした食感、フレッシュさがおいしいですね。
その反面、メインとなるキャベツやレタスはたくさん使うので一枚一枚ていねいに洗うのをめんどくさがる人が多いです。
ちなみに私の場合はキャベツをよく洗わないでサラダにして食べて感染しました。
生野菜はていねい良く洗う!
これ大事です!
もっと気をつける方法としては、
水洗い後にさらにお湯にサッと2秒くらい湯通しするという方法がありますが、長く湯通しすると火が通ってしまい食感が失われてしまうこともあるんで気をつけて行ってください。
他にも生野菜を洗う専用の洗剤なんかも売っていますのでそちらもオススメですよ^^
肉・魚類の下処理
肉や魚に関しては野菜よりは気をつけている方が多いかと思いますが、これらに関しては、下処理の段階を含め調理者の人自身が気をつけることがあります。
肉や魚を触った後に手を洗わず他の食材に触れてしまい菌が移動
もしくは、それらをしたごしらえで使った箸やスプーンなどを他の食材に洗わず使ってしまう。
というような肉・魚本体から他の火を通さない食材への菌の移動が原因で感染するパターンが多いです。
スーパーで売っている肉や魚も例外ではありませんので、気をつけましょう。
火を良く通すというのも大切ですが、
生ものを扱った箸やスプーンなどにも配慮しましょう。
食器類をその日に洗う
食べ終わった食器に細菌は付着していることがあります。特に多いのは夕食後、流しで水につけて一晩放置して翌日に洗うってパターン。
実は大腸菌などの細菌は水が大好きで、台所の流しに放置すれば一晩で大増殖します。
とある番組では、一晩流しで放置で流しの三角コーナーと同等の大腸菌が検出されたというのをみました。
食べ終わった食器はその日、当日に洗うようにしましょう。
まな板やお弁当箱などが感染ルートで多いようです。
夏の食中毒で多い食材(食べ物)は?
さきにあげた野菜類や肉類・魚類の中でも夏に気をつけて欲しい食材・料理を何個かあげますのでご参考にしてください。夏の食中毒で気をつけて欲しい野菜編
野菜で気をつけて欲しいのは生で食べるものが殆どです。サラダ
先ほどご紹介した
レタスやキャベツを含め、トマトやキュウリなど生で食べておいしい夏野菜は注意が必要です。
食べる前に1個1個しっかり水洗いや専用洗剤での水洗いをオススメします。
野菜スティック
先にあげたサラダと注意する点は、大差無いのですが、
野菜スティックの場合、素手で食べる人が多いと思いますので、基本の手洗いをしっかりすることが大切です。
また冷蔵庫に入れているからといって長期間の保管の後に食べる際も注意しましょう。
夏の食中毒で気をつけて欲しい肉類・魚類編
肉・魚類は生焼けや扱った食器や箸にとくに注意が必要です。夏場は腐るのも早く、菌の繁殖も早いのでとくに気を使いましょう。
焼き肉・ステーキ
いずれも良く焼かないで生焼けにより菌が死滅しないで残っているケースが多いようです。ミディアムやレアは良質なお肉の場合でも柔らかくおいしいですが、衛生的な面を考えるとしっかり焼くのが一番かと思います。
一般的にO157などの大腸菌は1分間、75度以上で加熱することで死滅するらしいですが、厚めの肉などは内側までに日が通らず菌が残っている場合もあるので、よく火を通すか適度の大きさにスライスすることをオススメします。
刺身・なめろう等…
新鮮な魚は刺身やすり身にしてなめろうなどにして食べることもあるかと思います。しかし魚によく含まれる細菌も多いので注意しましょう。
魚の食中毒は最近ニュースでも名前を聞くことが多いアニサキスなどがその代表と言えるでしょうか。
アニサキスは細菌ではなく寄生虫の仲間ですが、アニサキス症と呼ばれる胃や腸に突き刺さり激しい腹痛(食中毒症状)を起こすので細菌同様注意が必要です。
対処法としては、“加熱調理と-20℃で48時間以上冷凍”などの方法がある。
青魚が寄生していることが多く、サンマやカツオなどの魚とイカにも寄生していることが多い。
貝類の食中毒
貝の食中毒で多いのは生で食べられることが多い牡蠣(カキ)貝での発症が多いようです。
その代表と言われるのが、腸炎ビブリオです。
激しい下痢と腹痛を伴い、抗生物質を服用して約2日で安定するらしいですが腹部を刺すような痛みは相当な苦痛らしいです。
貝類では牡蠣を参考にあげましたがカキを含む、あさりやしじみ、ハマグリと言ったプランクトンを食べ貝毒などを貯め込む2枚貝に細菌性食中毒のケースが多いので2枚貝類は特に火をよく通して食べることをオススメします。
食中毒になったらどうしたらいい?
もし気をつけていても食中毒になってしまったらどうしたらいい?食中毒といってもウイルスによるものや自然毒によるもの、化学物質、寄生虫など色々と症状、原因によって異なります。
一番は病院に行くことですが、病院が休みだったり自身でどうにかなり、我慢できるからなんとかしたいという場合のことを書いておきます。
対処としては、
嘔吐と下痢が主なものが多く、そのほかに腹痛や発熱を伴う場合があります。
症状が軽い場合は脱水症状に注意しながら経過をみて、
ビオフェルミンなどの市販の整腸剤を服用してみるようにしましょう。
また暴飲暴食やお酒を控え、食事も胃に負担の掛からない柔らかいもの・刺激の少ないものを必要最低限にとるようにし胃を労わってあげましょう。
こんな症状が出たらすぐに病院へ!
・嘔吐がひどい・水も飲めない
・吐血がある
・便に血が混ざる
・腹痛がひどい
・息が苦しい
いずれも重篤な症状になる可能性を含んでいるのですぐに最寄りの病院で診察してもらいましょう。
まとめ
たくさん書きましたが、食中毒の基本は細菌や寄生虫の感染です。
ほとんどが食材を加熱調理やしっかりと洗うことで回避できるものばかりです。
夏場は生で食べたくなるものや屋外でのお祭りやイベントなども多いので他の季節より食材が痛むことが多いです。
今回ご紹介したのはほんの一部なのですが、
自身に降りかかってこないとも言えませんので少しでも頭の片隅に置いていてくれれば幸いです。
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